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派遣のバックレはよくある?実際に何が起きるかと、出社せずに辞める方法

派遣のバックレは珍しいことではありません。

ただ、「よくあるから大丈夫」とは言えません。この記事を読んでいるのは、何も考えずにバックレるのが怖いから調べている方だと思います。

実際にバックレたら何が起きるのかを整理した上で、出社せずに辞める方法も紹介します。

目次

派遣のバックレはなぜよくあるのか

派遣のバックレが多い理由は、だいたい3つに集約されます。

  • 派遣先が聞いていた仕事内容と違う、人間関係が合わない
  • 派遣会社の営業担当に相談しても変わらない、そもそも相談しづらい
  • 一度休んだら気まずくて、もう連絡できなくなった

どれも特別な話ではなく、派遣で働いたことがある人なら「わかる」と思えるものばかりです。バックレる人が無責任なのではなく、辞めると言い出せない状況が先にあります。

ナオ
私はバイト時代に一度だけバックレたことがあります。仕事が思っていたより大変で、でも辞めづらい雰囲気があって、飛ぶしかないと思ってしまいました。1週間ほど電話がかかり続けて、申し訳なくなって後悔しました。あのとき「辞めます」と一言だけでも伝えていれば、あの1週間はなかったと思います。

バックレたら実際に何が起きるか

「バックレたらどうなるか」を曖昧に書いているサイトが多いので、具体的に整理します。

親・家族に電話が行く

派遣会社に緊急連絡先を登録している以上、ほぼ確実です。派遣会社には安否確認の義務があるため、本人に連絡が取れなければ緊急連絡先に電話します。

親は「事故か病気か」と思って連絡してきます。バックレで一番きついのはここだと言う人が多いです。

本人に電話が続く

安否確認のため、数日〜2週間ほど派遣会社から電話やメールが来ます。長い場合は1カ月続くこともあります。

安否が確認できれば止まることが多いですが、無視し続けると緊急連絡先(家族)への連絡に切り替わります。

貸与品が「借りパク」状態になる

社員証・カードキー・制服・PCなどを返さないまま放置すると、備品の購入代金を請求される可能性があります。特にセキュリティカードやPCは派遣先にとっても放置できない問題です。

バックレで一番現実的にトラブルになるのはここです。「返さないと連絡が止まらない、でも連絡したくない」という悪循環に入ります。

なお、貸与品の代金を給料から天引きすることは法律上できません。ただし、返却するまで派遣会社からの連絡は続きます。

給料は出る——ただし遅れる可能性がある

働いた分の給料は法律上、支払い義務があります。バックレたからといって給料がもらえなくなるわけではありません。

ただし、バックレて連絡が取れない状態だと、振込手続き自体が止まる場合があります。派遣会社から給料についての連絡がなければ、自分から連絡して確認する必要があります。

損害賠償はほぼない——ただしゼロではない

実際にバックレで損害賠償を請求されるケースはごくまれです。企業側が損害額と因果関係を証明するハードルが高いためです。

ただし「ゼロではない」のも事実です。特に貸与品を返却しない場合は、バックレそのものではなく「物を返さない」という別の問題として扱われる可能性があります。

同じ派遣会社は使えなくなる

バックレた派遣会社からは、今後仕事を紹介してもらえなくなります。

ただし、他の派遣会社にバックレの情報が共有されることはありません。別の派遣会社に登録すれば、そこでは問題なく仕事を紹介してもらえます。

バックレずに、出社しないで辞める方法

バックレと正式な退職の一番の違いは、「辞めます」と連絡を入れるかどうかだけです。出社する必要はありません。

まず、派遣会社にメールか電話で「辞めます」と伝える

これだけでバックレではなくなります。親への安否確認の電話も行きません。貸与品の返却方法もその場で確認できます。費用はゼロです。

ただし、メールで伝えても営業担当から「一度お話ししましょう」と電話がかかってくることはあります。メールは「出社せずに済む」「バックレにならない」という意味では有効ですが、派遣会社との電話を完全に避けられる方法ではありません。

それでも、何も言わずに消えるよりは、状況がまったく違います。

メールも電話もできないなら、退職代行を使う

派遣会社に連絡すること自体ができない状態なら、退職代行という方法があります。

退職代行が派遣会社に連絡するので、本人は電話もメールもしなくて済みます。派遣先の上司と話す必要もありません。派遣社員の雇用主は派遣会社なので、退職代行が連絡するのも派遣会社です。

費用は約2万円かかりますが、バックレた場合に起きる問題——親への電話、貸与品の借りパク、有給の消滅、数週間続く着信——をまとめて回避できます。また、退職代行を使えば正式な退職手続きになるため、損害賠償のリスクもありません。

ナオ
「メール1本で済むならそれが一番です。でも、それすら送れない状態になっているなら、2万円で正式な退職に変えた方がいいと思います。何も言わずに消えると、あとから来る電話や貸与品の問題が全部自分に残ります。

対応範囲を公式サイトで確認する

すでにバックレてしまった場合

すでにバックレてしまった方も、今から対応すれば問題を小さくできます。

まず、派遣会社に折り返し連絡してください。遅くても、しないより良いです。理由を聞かれますが、「体調を崩して連絡できなかった」で構いません。

貸与品は郵送で返却できます。追跡番号が残る方法(レターパックや宅配便)で送り、伝票の写真を残しておいてください。

給料が振り込まれていなければ、その連絡時に確認します。働いた分の給料は支払い義務があるので、もらえます。

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この記事を書いた人

かつては退職代行に否定的でしたが、自分が会社に電話できなくなり利用して退職しました。使って辞めた経験と、経験者への取材・公開情報の調査をもとに書いています。

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